血液検査の数値の見方

肝臓の状態は血液検査でチェック

肝臓は、異常があっても自覚症状が出にくい臓器。病気の早期発見のためには、定期的に血液検査を受け、肝臓の状態をつねにチェックしておくことが大切です。

AST(GOT)、ALT(GPT)

肝細胞に損傷があると高い値を示します。ASTとALT は、それぞれの数値だけでなく、両者のバランスもチェックします。

γ-GTP

アルコールをとり過ぎると値が上昇します。ほかの検査値が正常で、γ-GTPだけが高い場合は、アルコール性の肝障害が起こっている可能性があります。

ALP

胆汁の流れが悪くなると、高い値を示します。γ-GTPなどの数値と合わせて、病気の識別に使われます。

血清たんぱく

血液中に含まれるたんばく質の量とバランスから、肝臓の働きを確認します。

  • AST(GOT)13-33IU/L
  • ALT(GPT)男性8-42、女性6-27U/L
  • γ-GTP 男性9-54、女性7-29IU/L
  • ALP 115-359UV/L
  • 血清総たんぱく 6.3-8.1g/dl
  • LDH 129-241IU/L
  • LAP 37-65IU/L
  • アルブミン 3.9-5.1g/dl
  • コリンエステラーゼ 201-436U/L
  • 総ビリルビン 0.3-1.3mg/dl

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