イワシは肝機能アップに役立つ核酸を豊富に含む

不飽和脂肪酸や核酸が肝臓を守る

いわしには、DHDAやIPAなどの脂質が豊富です。「不飽和脂肪酸」と呼ばれるこれらの脂質の特徴は、肝臓で脂肪の合成に関わる酵素の働きを低下させ、中性脂肪の合成を抑える作用があることです。体内に脂肪がたまるのを防ぎ、肥満や脂肪肝の予防・改善に役立ちます。

うまみ成分である核酸の働きにも注目。核酸はすべての細胞に含まれる物質で、肝臓で作られる分に加えて食品から補給する必要があります。細胞の新陳代謝を活発にする働きがあり、肝機能アップにも有効です。

コレステロール値を下げる作用も

いわしには、糖質・たんばく質・脂質の代謝を助けるビタミンB 群のほか、アミノ酸の一種・タウリンも含まれています。タウリンは、肝臓での胆汁酸の分泌を活発にすることで脂質の消化・吸収を助け、体内の不要物を排泄します。コレステロールから作られる胆汁酸の分泌量を増やすため、コレステロール値を低下させる効果もあります。このほか、骨や歯を丈夫にするカルシウムや、カルシウムの吸収率を高めるビタミンD 、血圧の上昇を抑える作用が注目を集めているいわしペプチドなども含まれています。

丸ごと食べればカルシウム補給に

タウリンが多いのは血合いの部分。カルシウムは頭や骨に多く含まれているので、調理法を工夫して丸ごと食べましょう。

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