アスパラギン酸がたんぱく質の合成を促進「アスパラガス」

うまみ成分が肝臓を助けてくれる

アスパラガスのうまみは、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸によるもの。アスパラギン酸は肝臓で糖質の代謝を助け、たんばく質を合成する際の材料になります。また、有書物質であるアンモニアの排泄を促す作用もあり、体内で解毒をつかさどる肝臓の負担を軽くするのに役立っています。

アスパラガスには、β?カロテン、ビタミンC、ビタミンEも豊富。「抗酸化ビタミン」と呼ばれるこれらの成分には、体内で発生する活性酸素と戦う働きがあります。活性酸素の攻撃によって肝細胞が傷つくのを防ぐため、肝機能を正常に保つ効果が期待できます。抗酸化ビタミンはこちら。

ビタミンB群の補給源にもなる

ビタミンB群は、肝臓で行われる栄養素の代謝に欠かせない成分です。お酒をたくさん飲む人はビタミンB群の吸収率が悪くなって不足しがちなため、日頃からたっぷりとる必要があります。穂先に含まれるルチンには、ビタミンC の吸収を助けるほか、毛細血管を強くして高血圧を防ぐ働きなどがあります。

水溶性ビタミンを守る調理法で

ビタミンB1、B2やビタミンCは水溶性。ゆでると有効成分が洗出してしまうため、電子レンジでの加熱や、妙める、焼くなどの調理法がおすすめです。また、ホワイトアスパラガスよりグリーンアスパラガスのほうが、β?カロテンなどの栄養素が豊富です。

アスパラガス | 効果アップの食材食べ合わせ

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