抗酸化ビタミンが肝機能低下を予防する「にら」

1束に1 日分のβ?カロテン

スタミナ野菜として知られる「にら」は、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富です。なかでもβ?カロテンの含有量はほうれんそうより多く、1束(釣100 gで1日の必要量を満たすことができます。β?カロテンは、体内で必要な分だけビタミンA にかわる成分。

変換されなかったβ?カロテンは、体内で活性酸素と戦い、健康な肝細胞が酸化して傷つくのを防ぎます。ビタミンE(ビタミンEをたくさん含む食品はこちら。) やビタミンC(ビタミンCをたくさん含む食品はこちら。) にも同様の抗酸化作用があります。にらに含まれるミネラルの一種・セレンもすぐれた抗酸化作用をもっています。セレン(放射線の害を可能な限り減らす「セレン」について一覧)は、ビタミンE やビタミンCと一緒にとることで、より高い効果を発揮することがわかっています。

香りのもとがビタミンB1をキープ

にら独特の強い香りは、硫化アリルなどのイオウ化合物によるもの。硫化アリルには血液をサラサラにして血栓を予防するほか、血中の脂肪を燃やして肥満を防いだり、ビタミンBlの吸収を助けて疲労回復を早めたりする働きもあります。

また、血圧のコントロールに役立つカリウムや、カルシウムの代謝に関わるビタミンKなども含まれています。

下準備ば調理直前に

β?カロテンやビタミンE は、油と一緒にとると吸収力が高まります。硫化アリルは揮発性で水に溶ける性質があるので、調理する直前に切り、手早く洗うようにします。

にらの種は高齢者などの頻尿改善効果もあります。
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