さばはDHA、IPAが脂肪肝を予防・改善

ビタミンEが脂質の酸化を防く

さばの脂質には、不飽和脂肪酸のDHAとIPA が豊富に含まれています。DHA、IPAのおもな働きは、中性脂肪の合成を抑制したり、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロール(LDLコレステロール) を減らしてコレステロール値をコントロールしたりすること。体内に脂肪がたまるのを防ぎ、肥満や脂肪肝の予防・改善に役立ちます。

DHA、IPAは栄養価が高い反面、酸化しやすいという弱点があります。ただし、さばにはビタミンEも含まれているので、強い抗酸化カによって酸化のスピードが抑制されています。

量富なタウリンが肝細胞を守る

たんばく質に含まれるタウリンには、肝臓での脂質の消化・吸収を助け、不要物の排泄を促す働きがあります。また、肝細胞膜の機能を守ったり、傷ついた肝細胞を再生させたりするのにも役立ちます。コレステロール値を低下させる働きもあるため、高血圧の予防や心臓の健康維持効果も期待できます。

このほか、有害物質であるアンモニアの排泄を促進して肝臓の負担を軽減するグルタミン酸や、エネルギーの代謝をサポートするビタミンB 群、カルシウムの代謝に関わるビタミンDなども含まれています。

新鮮なものを選ぶ

DHA、IPAなどの脂質が酸化すると、体に有害な過酸化脂質が発生します。新鮮なものを選び、できるだけ早く食べましょう。

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