「キウイ」はたっぷりビタミンCが肝機能を維持するのに役立つ

水溶性食物繊維も豊富

キウイフルーツの特徴は、ビタミンC が豊富に含まれていること。ビタミンCにはすぐれた抗酸化作用があり、体内で発生する活性酸素の働きで肝細胞が傷つくのを防ぎます。同様の抗酸化力をもつβ?カロテンやビタミンEも一緒にとれば、活性酸素を撃退する働きがいっそうアップします。

また、水溶性食物繊維のペクチンも豊富。便秘を解消して腸内の有害物質を排泄することで、解毒をつかさどる肝臓の負担を軽くするのに役立ちます。胆汁酸の吸収を妨げて体外へ排泄する働きもあるため、コレステロール値の低下にもつながります。これは、排泄された分を補うために新たな胆汁酸が作られる際、材料としてコレステロールが使われるため。体内に貯蔵されていたコレステロールが消費されることは、脂肪肝の予防・改善にもつながります。

胃の調子を整える効果も

口に入れたとき、舌に感じる刺激は、皮の近くに含まれるアクチニジンによるもの。たんばく質を分解する酵素の一種で、消化吸収を助け、胃の調子を準える働きがあります。このほか、体内の余分な塩分を排泄して血圧をコントロールするカリウムや、疲労回復に役立つクエン酸なども含まれています。

皮をむくのは食べる直前に

水溶性のビタミンC の損失を防ぐため、皮をむいたり切ったりするのは食べる直前に。

連日のアルコールのがぶ飲みで衰弱した肝臓がシジミで回復

関連記事: