肝臓に必要なビタミンがたっぷり
肝臓でエネルギーを代謝する際に必要な各種のビタミンを豊富に含んでおり、β?カロテンの含有量は野菜の中でトップクラスです。β?カロテンの特徴は、すぐれた抗酸化作用があること。ビタミンE 、ビタミンC とともに、健康な細胞を酸化して傷つける活性酸素の働きを抑えるのに役立ちます。
ビタミンCには、活性酸素を回収するビタミンEを助ける作用があり、一緒にとることで抗酸化作用がいっそう高まります。ビタミンB1やB2は、糖質や脂質の代謝に欠かせない成分。食品からとった栄養素をエネルギーにかえて体の各部に送り出す肝臓の仕事をサポートします。
このほか、肝臓に負担をかける便秘の予防・改善に役立つ食物繊維もたっぶり含まれています。
カルシウムなどのミネラルも豊富な優等生
刻んだときに出てくる粘りは、ムチンという成分。肝臓や腎臓の機能を高めるほか、胃の粘膜を保護したり細胞を活性化させたりする作用もあります。骨や歯を作るカルシウムや、体内の余分なナトリウムを排出して血圧を下げるカリウムも豊富。不足しがちなミネラルの補給源として役立ちます。
脂溶性ビタミンを上手に吸収
脂溶性のβ?カロテンやビタミンE を多く含んでいるので、抽を使った調理が適しています。水分や熱に弱いビタミンCを守るため、加熱は短時間で済ませましょう。
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