活性酸素に対抗するビタミンが豊富な「ブロッコリー」

抗酸化ビタミンが活性酸素をブロック

ブロッコリーには、さまざまなビタミンやミネラルがバランスよく含まれており、とくに高い抗酸化力をもつビタミンCの含有量が豊富です。

ビタミンC には、活性酸素を回収するビタミンE の働きをサポートする作用もあるため、ビタミンEとの相乗効果ですぐれた抗酸化作用を発揮。活性酸素によって、健康な肝細胞が傷つけられるのを防ぎます。また、アブラナ科の植物に含まれるスルフォラファンにも、活性酸素の働きを抑える作用があります。

美肌作りや免疫力アップ効果も

ビタミンC には抗酸化作用のほか、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、しみ・そばかすを予防・改善したりする働きもあります。免疫力アップにも役立つので、かぜなどの感染症の予防にも欠かせません。また、β-カロテン、ビタミンC 、ビタミンE の抗酸化作用に、カロテンの一種・ルティンや、アブラナ科の植物に含まれるイソチオシアネート、インドール化合物などの働きも加わって、がんの予防・抑制にも高い効果を発揮します。

ブロッコリーに含まれるカロチン、ビタミンC 、ケルセチンがガンを抑制

電子レンジ加熱でビタミンCを守る

水溶性で熱にも弱いビタミンC は、ゆでると3分の1ほどに減ってしまいます。ビタミンCの損失を防ぐためには、ゆでるより電子レンジでの加熱がおすすめ。ゆでる場合は短時間でゆで、水にさらさず自然に冷まします。

ビタミンCを多く含む食品 | ビタミン Q & A

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