自分に必要なエネルギー量
1日の摂取エネルギーは、性別、年齢、体重、生活スタイルなどによって異なりますが、標準体重と活動量からおおよその目安を割り出すことができます。肝臓の機能を正常に保つためには、食べ過ぎを避けて肥満を予防・改善することも大切です。次ページの計算式から自分に合ったエネルギー量を割り出し、毎日の食事の参考にしましょう。
バランスのよい献立
肝臓病を予防するためには、バランスよく栄養をとることが大切。肥満を防ぐためとはいえ、脂質やたんばく質を極端に減らすような食事はよくありません。基本となるのは、ごはん・パンなどの「主食」、肉や魚などの「主菜」、野菜を中心とした「副菜」をそろえたメニュー。さらに牛乳・乳製品や果物などもプラスして、必要な栄養素をまんべんなくとることが大切です。
適正エネルギーの量は計算方法はBMI=体重kg/(身長m)2
このBMIが男女とも22の時に高血圧、高脂血症、肝障害、耐糖能障害等の有病率が最も低くなるということがわかってきました。
そこでBMI=22となる体重を理想としたのが標準体重です。
標準体重=22×(身長m)2
1日の活動量 | 体重1kgあたりに必要なエネルギー量(kcal) |
1日の大部分を部屋の中で過ごす。歩くなどの活動は1時間程度 | 20~25 |
2時間程度の歩行や家事や仕事などで立って動き回ることが多い | 25~30 |
1日1時間程度、筋力を使う作業をする。農業、建築業などに従事する。 | 30~35 |
1日1時間程度は激しいトレーニングや体を使う作業を行う | 35~ |
※やせ型の人や若い人は高いほうの数字、肥満ぎみの人や中高年以上の人は低いほうの数字を目安にする。
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