昆布を使い切る

だしを取った後の昆布はごま油&塩でおいしいおつまみになる。

ダシを取ったあとの昆布を、捨ててしまってはいませんか? 昆布はダシを取るもの、と決めつけている方が多いようですが、ダシを取ったあとの昆布は調理次第でおいしく食べられますし、栄養的にもすぐれもの。捨てるには惜しい食材です。

オススメはダシを取った昆布を細く切って炒め物に加える方法です。妙め物がワンランク高級な味に変身します。

また、ごま油を塗り、壇を振ってレンジで乾かせば、簡単おつまみの出来上がり。さらに佃煮にすれば長い期間食べられますし、塩見布を作ったり、また乾燥させて塩など好みの味を加えてふりかけにするなど活用できます。量が少ない場合は冷凍保存(冷蔵保存だとぬめりが出てしまうため) し、たまったら、まとめて調理するのがいいでしょう。

昆布の表面の白い粉は、汚れやカビではなく、マンニットという甘味のある炭水化物の一種で、旨味成分です。ですので、洗い流してしまうとせっかくの旨味も流れてしまいます。できれば固く絞った濡れ布巾で軽く拭く程度にしましょう。もっとも最近では昔と違って、袋詰めにするときに風圧で汚れを吹き飛ばしているので、そのまま使っても大丈夫なようです。

疲労回復や美容にも

昆布を選ぶときは、肉厚で、香りがよく、緑褐色の艶やかなもので、よく乾燥したものがベストです。買ってきたら乾擁した冷暗所で密封牢番に入れて保管します。

一緒に乾燥剤を入れておくとさらに長くおいしく食べられます。昆布でダシを取るときは、約半日水に濃けて、ゆつくり旨味を出していくと、さらに旨味が増します。

火を入れるときも弱火でゆっくり煮出し、沸騰直前に昆布を取り出すと、昆布の味を最大に引き出すことができます。料理の基本ですが、びっくりするぐらい味が変わりますので、ぜひ一度お試しを。料理の味がぐっと上がります。また、二番ダシも忘れずに取りましょう。

ところで、昆布は水に浸けるとぬめりが出ますが、これは食物繊維のアルギン酸。コレステロールの低下に効果があるといわれていますので、メタボが気になる人は積極的に昆布を摂るといいでしょう。

ほかにも昆布は肌や髪など美容にも高い効果があるヨウ素を多く含んでいます。ヨウ素は健康維持や疲労回復効果も高く、パワーを与えてくれますので、積極的に摂ってください。

低分子モズクエキスフコイダンの効果 というサイトは、低分子モズクエキスフコイダンを用いて臨床を重ねながら、従来の医療では達成できなかった「結果」を導き出した記録ですが、モズクも昆布の仲間です。日本人にとっては伝統食材ですが、最近は食べる機会が減っているのも事実です。

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