どうしても余ってしまう生クリームはバターにしてしまう
料理のレシピに生クリームと書いてあっても、どうせ余ってしまうから...と、最初から買わなかったり、使う量が少ないから牛乳で代用している、という人もいるのではないでしょうか?
生クリームは洋風のお菓子作りやフランス料理などに欠かせませんが、それでもl 回で使うのは市販のパックのせいぜい半分程度。やっぱり余ってしまいます。お菓子以外の使い道としてふつうに思い浮かべるのは、ビーフストロガノフのような煮込みやフレンチのソースなど、ちょっと凝った料理の中で使ったり、仕上げで垂らす、くらいでしょうか。生クリームは、普段のお料理でも、ちょlっと加えるだけでコクが出るため、使う頻度が多い人もいると思います。
生クリームは、味噌やしょうゆといった発酵食品と相性がいいので、和風の料理でも違和感なく使えます。また、点の臭みを消してマイルドにしてくれる効果もあります。
サバの味噂煮など、お魚を煮て、火を止める直前に少し加えてみてください。魚嫌いの人にも食べやすい味になると思います。
さらに、調味料的な使い方もあります。たとえば、トマトソースのパスタを途中まで食べて「ちょっと飽きてきたな」と思ったときに、生クリームを足してみると、味が変わって、また食が進むようになります。
ところで、余った生クリームを長く保存するには、ひと工夫が必要です。凍らせると乳脂肪と水分が分離してしまうので、そのままでは冷凍保存ができません。でも、泡立ててホイップ状にしておけば冷凍できます。ホイップしたものを小分けにして冷凍しておくと、お料理でほんの少し使いたいときに便利。
ホットコーヒ? にのせてウィンナーコーヒーにしてもいいでしょう。ホイップするときの適温は、大体5?8度といわれています。室温が高いときに泡立てようとすると、分離してしまうことがあるので注意してください。冷蔵庫から出したてのものを、氷水に当てながらホイップするといいでしょう。
ちなみに「ホイップクリーム」として市販されているものは、ふつうの生クリームをホイップしたものではない場合もあるので注意してください。一般的には、動物性のクリームが「生クリーム」、植物性のものが「ホイップクリーム」として売られているようです。
余った生クリームはバターにしてしまうのも手です。作り方は、まずパックの口を漏れないようにガムテープなどで封をするか、密封容器に移して蓋を閉めます。
これを手で振り続けていると、次第に水分が分離してきます。この水分を捨てた残りがバターです。防腐剤が入っていないので長持ちはしませんが、そのぶん新鮮なので、作ってみる価値は十分あると思います。
また、生クリームを使って簡単にアイスクリームを作るワザもあります。まずは、イチゴやバナナなど、お好みのフルーツを冷凍しておきます。あとは、これに生クリームとハチミツを加えてミキサーにかけるだけ。分量はフルーツ1100gに対して、生クリーム大さじ3 、ハチミツ大さじ1 ?2 。大人も子供も大喜びの味です。
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