半年以上保存したいなら薄くスライスしてハチミツ漬けお味噌に漬けて漬け物も。
麺類や冷や奴の薬味のほか、肉やお魚を煮たり焼いたりするときの臭い消しによく使われます。中華風の妙め物や、和風の煮物にも入れます。いろいろな料理に使われることが多いので、余らせることはないような気がしますが、「使い切れなかった! 」というお話はよく聞きます。原因はまとめ買い。よく使う食材なだけに、スーパーの特売などで安売りしていると、ついつい買いすぎてしまったり、まだ家にあるのにとりあえず買っておいたり。
いつか使い切るだろうと思ってストックしておいて、いざ使うときになったら乾燥してシワシワになっていたりカビがはえていたりします。生姜を保存するときは、湿らせた新聞紙などに包んでおくことです。こうすれば常温でも大丈夫。夏場はキッチンペーパーで包み、さらに上からアルミホイルで包んで野菜室に入れておきます。ラップで包むよりも長持ちします。
冷凍したい場合は、すりおろしてからにしましょう。1回分ずつ小分けにして保存してもいいですが、すりおろした生姜を保存袋に入れて、平らにしてから冷凍します。こうしておけば、使うときに必要な分だけ折り取ればOKです。
余った生姜を、もっと長持ちさせたいときは、薄くスライスしてからハチミツ漉けにしてみるといいでしょう。半年くらいは持ちます。ちなみに生姜をつけ込んだハチミツは、砂糖の代わりになります。紅茶に入れると、生姜の風味も加わつた、ハニージンジャーティーが楽しめますよ。もちろん生姜のほうはお料理に使えます。
また、味噌漬けけにする手もあります。これも半年以上は保存可能です。薄くスライスしたショウガをお味噂の中に漬けるだけ。そのまま漬物としても食べられますし、お酒のおつまみにもなります。味噌とお砂糖を同量混ぜたものに薄く切ったショウガをつけると、ちょっとしたおやつにもなります。そのままポリポリ食べられて、ついクセになつてしまう味と食感が楽しめます。
生姜には血行をよくする作用があるので、冷え性の人には、生姜を使ったジャムがオススメです。出来上がったジャム大さじ1 杯を紅茶に入れて飲めば、体がポカポカしてきて、3?4時間は持続。肩こりもラクになりますよ。
生姜の皮にはうれしい成分がたっぷり
生姜のいい香りはショウガオールという物質によるものです。生姜が薬味や臭い消しとして効果があるのは、ショウガオールが殺菌作用を持っているからです。
ショウガオールには抗酸化作用もあるので、美容や健康面にもよい成分です。また、生姜の辛味成分であるジンゲロンには体を温めて、血行をよくする働きがあります。発汗作用を促して、脂肪燃焼効果を高めるとともに、血液のコレステロール値を下げることにも役立ってくれます。ちなみに私は生姜をすりおろすときには、皮をむきません。ショウガオールやジンゲロンなどのショウガの特有の香り成分や辛味成分は、皮の近くにたくさん含まれているからです。生姜は皮ごと使ったはうが体にもいいし、味もおいしくなることを覚えておいてください。
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