わかめを使い切る

塩蔵わかめを洗った水からミネラルたっぷりの海の幸用自家製塩を作る

ワカメには、生、乾燥、それからボイル後に塩で漬けた塩蔵タイプがあります。中でもいちばん流通しているのが塩蔵のワカメです。ところで、塩蔵ワカメは戻す前に水で軽く洗いますが、その水を捨ててしまってはいませんか?

シンクに流してしまえばそれまでですが、実は、塩蔵ワカメを洗ったお水をキッチンペーパーで漉して取っておけば、乾燥させて自家製の塩を作ることが可能。

なんとミネラルたっぷりの塩をタダで手に入れることができるのです。塩を作るーといっても難しいことは何もありません。まず塩蔵ワカメを買ってきたら使う前に少量の水でさっと洗います。この水をボウルに貯めておき、キッチンペーパーで漉します。あとは天日に干して乾燥させます。たったこれだけの手順でワカメのミネラル分がしみ出たおいしいお塩ができてしまいます。しかも予想以上に多く取れ、塩蔵ワカメ1袋で2 ?3 週間まかなえるくらいの量ができます。

塩もいいモノになると結構な金額がするもの。ワカメを戻すついでに、良質の塩も手に入れられるとなれば、とても得した気分になります。また、海の塩なら、魚料理との相性も抜群。海のもの同士だとよりおいしさが倍増します。焼き魚や煮魚に、ワカメの自家製塩を使うと、よりおいしくいただけます。

生活習慣予防ならわかめ

よくワカメを戻すのに時間をかける方がいらっしやいますが、ワカメは短時間で戻すのが鉄則。なぜなら5分以上つけてしまうと、ミネラル分やアルギン酸などの食物繊維が水に流れてしまいます。

このアルギン酸は、体内でナトリウムを吸着、排出する働きがあり、高血圧を改善してくれる効果があります。しかも、コレステロールも排出してくれるため、生活習慣病の予防にもピッタリ。中でもいちばんオススメなのが「ワカメ酢」。居酒屋などでもよく見かけるメニューですが、実はワカメの料理に酢を使うと、カルシウムをはじめとするミネラル類の吸収率が上がり、効果が倍増します。

また、ワカメには粘膜や皮膚を丈夫にして抵抗力を強め、視力改善効果が期待できるβカロテンが多く含まれています。βカロテンは、使うときに、油と一緒に摂取すると吸収率がアップしますので、たとえば妙め物などにもどんどん使いたい食材です

ワカメをごま抽で妙めて、チャーハンの具として使う方法。風味が増すうえ、抗ガン作用の高いβカロテンを一度にたくさん摂ることができるのでオススメです。

さて、残ってしまいがちなワカメですが、完全に乾燥したものや塩蔵品は、乾燥した冷暗所で密封容器に入れて保存すれば長持ちします。特に塩蔵品は冷蔵庫の野菜室で保存するのがベストです。

最後にワカメは、何と組み合わせても邪魔をしない食材のひとつですので、残ってしまった場合でもいろいろな料理に組み合わせてみてください。たとえばグラタンの中に食べやすい大きさに切って入れたり、パスタソースに細かく刻んで加えたり、世子やハンバーグ、お好み焼きや卵焼きに加えたりしても非常においしいです。

ただ、ひとつワカメで気をつけてほしいのが煮過ぎ。風味が飛んでしまい、色も悪くなってしまいますので、加えるタイミングを考えましょう。

食物繊維が多いワカメ