とうもろこしを使い切る

ひげを煎じてお茶にするとじつは南蛮毛という体に効く生薬になる

唐突ですが、トウモロコシは生でも食べられるということはご存じでしょうか?新鮮なトウモロコシが購入できたり、収穫できれば、少し洗って、そのままガブリ! と食べてみてください。天然の甘味が口いっぱいに広がってとっても美味!

あまりなじみがないかもしれませんが、ヨーロッパでも生で食べる光景を多く見かけましたし、国内でも北海道の人は採れたてはそのまま食べることが多いそうです。サラダに加えて食べてもいいですし、ミキサーにかけて冷製スープとして飲んでもフレッシュなおいしさ。

もちろん新鮮なものに限りますが、未体験の方はぜひ試してみてください。クセになること間違いありません。さて、トウモロコシを選ぶときのキーポイントとなるのが「ひげ」のこの部分が多いほど実をたくさんつけています。

そして、なるべくひげがふさふさしているものを選びます。それ以外のポイントとしては、皮は青々としていて濃い緑色のもの、また実がびっしりとして粒の大きさが揃っているものがベスト。軽く押すと少しへこむ程度のほうがみずみずしくて新鮮です。さて、トウモロコシを選ぶときに重要な「ひげ」ですが、この部分はほとんどの人は捨ててしまっているのではないでしょうか?

ところが、このひげは煎じればお茶として飲めます。それも健康や美容に効果が高い自家製のスペシャルティーが作れます。作り方は、トウモロコシのひげと皮の内側のきれいな部分をザルに広げて、2?3日間天日干しします。鍋に皮とひげを入れ、ひたひたになるように水を加え、弱火で沸騰させないように、20?30分、水が茶色く色づくまで煎じます。たったこれだけでお茶の出来上がりです。ひげは南蛮毛という生薬にもなり、高血圧、胆結石、腎臓病、糖尿病、腎炎や妊娠による体のむくみ予防にもすぐれています。ほかにも利尿効果にもすぐれているほか、シミ、ソバカスのもとになるメラニン色素の排泄効果があるのでお肌にも最6適なのです。加えて、トウモロコシのひげは、お茶だけではなく、スープやおみそ汁や煮物のダシとしても使えますし、細かく刻んでご飯と一緒に炊き込んだり、妙め物に加えたりして食べることもできます。

食べ終わった芯はスープにしてストレス緩和

トウモロコシは品質の劣化が早いので、買ってきたらすぐに調理するように心がけましょう。すぐに調理できないときは、寝かせて保存すると傷みが早くなるので、できれば皮付きのものを買ってきて、ラップにくるみ、ひげの部分を上にして立てて保存するとより長持ちします。トウモロコシをゆでる場合は、水からゆでるのがポイント。あまり知られていませんが、これだけでぐーんと甘味が増します。

沸騰したら3?5分ゆでればOK 。ちなみにゆでたてのトウモロコシは熱々のうちにラップで包み、密封して急冷すると、粒にシワがよるのが防げます。

最後に、食べ終わったら捨ててしまう芯の部分ですが、こちらもよく洗って水から煮出し、10?20分程度煮込むと、トウモロコシの芯はスープやお味一汁、煮物のダシとしておいしく使えます。ちなみに、芯の煮汁には自律神経失調症に効果があるといわれていますので、少しストレスを感じたときなど料理に使ってみてください。私もよくスープに使いますが、飲むとホッと癒やされる気がしてお気に入りです