パセリを使い切る

余ったパセリは電子レンジで自家製ドライパセリを作る

ハンバーグやステーキに欠かせない添え物といえばパセリ。いわばお肉版刺身のツマでしょうか。でも、スーパーに売っているパセリのパックは大体一度では使い切れない量です。

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次にハンバーグを作るときまで保存しておこうと思って冷蔵庫に入れておいても、結局しなびてしまって捨ててしまうことも多いはずです。

数ある野菜の中でも、パセリはグラム当たりの金額に換算すると超高級品。一度使ってゴミ箱にポイでは、あまりに惜しい食材なのです。そんな香り高きパセリを長くおいしくいただく方法を紹介していきましょう。

まず、もっとも簡単なのが冷凍保存です。余ったら袋に入れてそのまま冷課すればOK。冷凍することにより香りをそのまま生かせますし、使うときも葉の部分は軽くもむと簡単にみじん切りになるため、包丁を使う手間も省けます。

茎の部分はブーケガルニとして煮込み料理やアサリの酒蒸しの香りづけに最適です。

さて、市販のドライバセリは結構なお値段がするものですが、余ったパセリで自家製ドライバセリを作っておく手もあります。作り方は、天日に干してもいいですし、電子レンジで乾燥させても作れます。瓶に入れて常備しておけば、いつでもパスタヤシチエ一にひと味加えられますし、パン粉に混ぜ合わせてハープパン粉を作ることもできます。

茎の部分を使った「パセリ塩」は美味です。パセリは茎の部分がかたく繊維が多いので、みじん切りにして乾燥させ、好みの分量の塩と混ぜるだけ。

いろいろなお料理を作るときの隠し味として大変重宝しています。もう少し手をかけるのであれば、茎をお酢に入れてパセリの香りを移せばハーブ酢の出来上がり。

サラダやマリネにパセリのハーブ酢をササッとかけて食べるのはなかなかオツな味です。さらに、葉の部分で作ったパセリソースも同じように美味です。一度作って瓶に入れて冷蔵庫で保存すれば最低1ヶ月は持ちます。パスタなどイタリア料理によく合います。

パセリを捨てなくてよかった!と料理に使うたびに心から思うはずです。

パセリは臭い消し効果大

パセリ=香りづけ野菜、と思っている方が多いかもしれませんが、実は体にもおいしい健康食材。ビタミンA (β-カロテン) はしそ、ニンジンについで多く含まれていますし、造血に欠かせない鉄分はホウレンソウの約4倍。 カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。

また、実はお酒を飲みすぎた翌日にもパセリはオススメです。パセリに含まれているアピオールという精油成分は、腸内の悪玉細菌の繁殖を抑え、胃の働きを活発にしてくれます。

消化を促進するので食欲増進や疲労回復効果が期待できます。さらに、アピオールには口臭を体の内側から消してくれる効果もありますので、アルコールの匂いも見事に消し去ってくれます。最後にもうひとつ。パセリはニンニク料理を食べたあとの臭い消しの特効薬としても知られています。つい食べすぎて匂いが気になるというときは、ぜひパセリを食べてみてください。その効果を実感できると思います。

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