歯茎を優しくマッサージ

糖尿病とともに、歯周病に悩んでいる人は多いことでしょう。最近、歯周病の治療が糖尿病の改善につながることがわかりました。専門家の研究で、歯周病の治療によって血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)の有意な改善が認められたと報告されています。

これは、歯周病菌が出す毒素で増えてインスリンのティーエヌエフアルファ働きを悪くするTNF・αという物質の悪影響が、歯周病の治療で抑えられるためと考えられています。ただし、糖尿病の人は、歯周病が治りにくいのも事実です。医師の指導のもと食べすぎや運動不足などの悪習慣を改め、血糖値を下げることを心がけてください。同時に、歯周病を治しましょう。

歯周病に対する自力ケアの1つとして、私が患者さんにおすすめしているのが「歯ぐきモミモミ」。これは、手の指の腹で歯ぐきの表側や裏側をやさしくマッサージする方法です。菌ぐきには、無数の細い血管が張り巡らされています。菌ぐきをマッサージすれば、血流が促されて免疫力(病気から体を守る力)も高まり、歯ぐきが若返るのです。

歯ぐきモミモミは、指先の感触で歯ぐきの状態に応じて的確にマッサージできます。歯ぐきの弱っている人でも、傷つける心配がありません。菌ぐきモミモミは朝晩の一日2回、3分ずつ行います。注意点は、力を入れすぎなつめいこと。また事前に、爪が伸びている人は短く切り、手を右けんで洗ってください。

>歯周病は歯への影響だけではない!全身への影響が!なた豆が効く(歯周病のリスク、初期症状、予防方法など)

これまで味わったことのない熟眠感がうれしい

私は、両親の跡を継いで、現在、1人で居酒屋を経常しています。お店は、もう20年も続いています。私には、10年ほど前から不眠という悩みがありました。「60代に入ったころから、夜寝ついても、しばらくすると目が覚めてしまい、その後、なかなか眠れなくなるのです。

朝の目覚めもスッキリしないし、日中も頭がボーッとしたり、体がだるかったりすることが多くなり、不安を感じるようになりました。睡眠導入剤を使うことには抵抗がありました。父が夜、不眠に悩み、薬なしでは眠れなくなったことを近くで見ていたからです。そして、ほかに何か、不眠を解消するいい方法はないかと探していたとき、知り合いから沖縄眠り草「クワンソウ」のことを聞き、試そうと思ったそうです。昨年の春のことでした。

沖縄眠り草は、沖縄に生育する植物で、クワンソウとも呼ばれ、昔から沖縄では眺め物などにして食べるほか、眠りを促す成分が豊富に含まれることから、薬草としても重宝されてきました。

私も、おばあさんからそうした話を聞いたことがあり、そうした自然の食品なら安心だと考えたのです。私は、沖縄眠り草の粒食品を、毎日1樫ずつ、寝床に入る1時問ほど前にとるようにしました。「すると、2〜3日たったころから、寝つきがとてもよくなったのです。

夜中に目が覚めることも、ほとんどなくなってきました。何よりも、朝日覚めたときスッキリしていて、熟睡感があるのです。沖縄眠り草の作用は、優しくじんわりとしたものだったので私の体に合っていたのだと思います。

昼問に眠けを催したり、体がふらついたりすることもな皆無でした。1ヶ月ほどたつと、不眠になる頃と全く同じように、ぐっすりと眠れるようになりました。

私にはもう1つ、別の変化も現れました。60歳になったころから私は健康維持のため、2週間に1回通院して血液検査を行っていました。そのとき、いつも指摘されるのは、血糖値がやや高めなこと。実は、最近の研究で、不眠の人はインスリンの働きが衰えて、高血糖や糖尿病に陥りやすいことがわかっています。

「驚いたことに、高めだった血糖値が徐々に下がりだしたのです。私の場合も、不眠が高血糖の一因だったのかもしれないと思います。いずれにしても、沖縄眠り草をとるようになったら、睡眠の質がよくなり、だるさも、頭がボーッとすることもなくなりました。

最近は、体の調子がいいので、休日には歩いたり自転車に乗ったりして、遠出をよくするようになりました。

睡眠の大切さを身をもって知ることができました。

日本人はもともとインスリン不足になりやすい体質ですが、分泌不足型と働き不足型の2つにわけられます。詳しくはこちらです

副作用もないので安心して使える

最近、不眠はインスリン(血糖値を調節するホルモン) の働きを低下させ、血糖値を上昇しやすくするという研究結果が発表されました。実際、旭川大学などの調査では、睡眠時問が5時問以下の人は、7時間以上の人と比べて、糖尿病を発症する危険度が約5.37倍も高いことがわかっています。

こうした研究により、不眠を放置すれば、糖尿病になりやすいことが実証されたといえるでしょう。不眠の解消には、睡眠薬を使用する方法があります。しかし、薬には副作用や習慣性の高いものもあり、使用に抵抗感を持つ人も少なくないようです。そうした人に私がおすすめしたいのが沖縄眠り草「クワンソウ」です。

沖縄眠り草は、沖縄本島を中心に生育しているユリ科の多年草で、一般にはクワンソウと呼ばれています。沖純では、古くから不眠やイライラを解消する薬草として重宝され、主に生の糞を豚肉と煮たいたり、お浸しや炒め物にしたりして食べられています。

私が沖縄眠草「クワンソウ」に注目したのは、今から30年ほど前のことです。私は、沖縄眠り草に「オキシピナタニン」というアミノ酸(たんばく質の構成成分) に似た成分が豊富なことを突き止め、このオキシピナタニンに自然な睡眠を促す作用があると推測しました。

そこで、ストレスを与えたラット(実験用のネズミ)を二つのグループに分け、一方に沖縄眠り草から抽出したオキシピナタニンを含むエキスを、もう一方には水を与える試験を行いました。すると、オキシピナタニンを与えたグループは、水を与えたグループに比べて、ノンレム睡眠(深い眠り)を含む睡眠時問が40分ほど長くなったのです。また、沖縄県のある会社では、20?80代の男女385人対象として、沖縄眠り草の2食品を30日間、寝る前にとってもらう試験を行っています。

その結果、約6割の人が「睡眠の質がよくなった」と回答したのです。さらに、睡眠時問については参加者の27.5% が「長くなった」と回答しており、実際に平均で70分ほど、睡眠時問が増えたこともわかりました。参加者からは「寝つきがよくなった」「起きたときに疲れが残らなかった」という声も多く問かれたといいます。

医療機問で睡眠導入剤として使われているベンゾジアゼピン系薬物は、服用すると、睡眠中に異常な脳波を示す場合があります。その点、オキシピナタニンは人体への影響が極めて少なく、起きているときに商がぼんやりするといった副作用もありません。沖縄眠り草は、沖縄県の一部の食品店で販売されています。