日本人はもともとインスリン不足になりやすい体質ですが、分泌不足型と働き不足型の2つにわけられます。詳しくはこちらです。
副作用もないので安心して使える
最近、不眠はインスリン(血糖値を調節するホルモン) の働きを低下させ、血糖値を上昇しやすくするという研究結果が発表されました。実際、旭川大学などの調査では、睡眠時問が5時問以下の人は、7時間以上の人と比べて、糖尿病を発症する危険度が約5.37倍も高いことがわかっています。
こうした研究により、不眠を放置すれば、糖尿病になりやすいことが実証されたといえるでしょう。不眠の解消には、睡眠薬を使用する方法があります。しかし、薬には副作用や習慣性の高いものもあり、使用に抵抗感を持つ人も少なくないようです。そうした人に私がおすすめしたいのが沖縄眠り草「クワンソウ」です。
沖縄眠り草は、沖縄本島を中心に生育しているユリ科の多年草で、一般にはクワンソウと呼ばれています。沖純では、古くから不眠やイライラを解消する薬草として重宝され、主に生の糞を豚肉と煮たいたり、お浸しや炒め物にしたりして食べられています。
私が沖縄眠草「クワンソウ」に注目したのは、今から30年ほど前のことです。私は、沖縄眠り草に「オキシピナタニン」というアミノ酸(たんばく質の構成成分) に似た成分が豊富なことを突き止め、このオキシピナタニンに自然な睡眠を促す作用があると推測しました。
そこで、ストレスを与えたラット(実験用のネズミ)を二つのグループに分け、一方に沖縄眠り草から抽出したオキシピナタニンを含むエキスを、もう一方には水を与える試験を行いました。すると、オキシピナタニンを与えたグループは、水を与えたグループに比べて、ノンレム睡眠(深い眠り)を含む睡眠時問が40分ほど長くなったのです。また、沖縄県のある会社では、20?80代の男女385人対象として、沖縄眠り草の2食品を30日間、寝る前にとってもらう試験を行っています。
その結果、約6割の人が「睡眠の質がよくなった」と回答したのです。さらに、睡眠時問については参加者の27.5% が「長くなった」と回答しており、実際に平均で70分ほど、睡眠時問が増えたこともわかりました。参加者からは「寝つきがよくなった」「起きたときに疲れが残らなかった」という声も多く問かれたといいます。
医療機問で睡眠導入剤として使われているベンゾジアゼピン系薬物は、服用すると、睡眠中に異常な脳波を示す場合があります。その点、オキシピナタニンは人体への影響が極めて少なく、起きているときに商がぼんやりするといった副作用もありません。沖縄眠り草は、沖縄県の一部の食品店で販売されています。
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