歯周病を治せばインスリンの働きがグン!と高まる 歯茎をもんで血行を促進

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歯茎を優しくマッサージ

糖尿病とともに、歯周病に悩んでいる人は多いことでしょう。最近、歯周病の治療が糖尿病の改善につながることがわかりました。専門家の研究で、歯周病の治療によって血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)の有意な改善が認められたと報告されています。

これは、歯周病菌が出す毒素で増えてインスリンのティーエヌエフアルファ働きを悪くするTNF・αという物質の悪影響が、歯周病の治療で抑えられるためと考えられています。ただし、糖尿病の人は、歯周病が治りにくいのも事実です。医師の指導のもと食べすぎや運動不足などの悪習慣を改め、血糖値を下げることを心がけてください。同時に、歯周病を治しましょう。

歯周病に対する自力ケアの1つとして、私が患者さんにおすすめしているのが「歯ぐきモミモミ」。これは、手の指の腹で歯ぐきの表側や裏側をやさしくマッサージする方法です。菌ぐきには、無数の細い血管が張り巡らされています。菌ぐきをマッサージすれば、血流が促されて免疫力(病気から体を守る力)も高まり、歯ぐきが若返るのです。

歯ぐきモミモミは、指先の感触で歯ぐきの状態に応じて的確にマッサージできます。歯ぐきの弱っている人でも、傷つける心配がありません。菌ぐきモミモミは朝晩の一日2回、3分ずつ行います。注意点は、力を入れすぎなつめいこと。また事前に、爪が伸びている人は短く切り、手を右けんで洗ってください。

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