インフォームド・コンセントの建前と事実

ある日突然、お医者さんから「あなたはガンです」と突然告知されて、あなたは冷静でいられるでしょうか?

インフォームド・コンセントという言葉が近ごろやたらと取りざたされるようになりました。これは、「説明と合意(同意)」と、よく日本語に訳されますが、これは訴訟国アメリカから移入されたものです。

つまり病気の治療について医者と患者がつねに情報を交換しながら、協力体制で医療を行うという考え方です。患者は病気の診断から治療の方法まで医者から正確な説明を受け、それに同意した上で適切な処置を受けるというものです。

この考え、たしかにアメリカではすっかり定着しています。たとえ末期ガンであろうと医者は患者にそれを告知し、治療方法を可能な限り並べて、患者に選択させるのです。

アメリカでい・てない」といわれるケースが非常に多いのです。もちろん、そんなトラブルのないように、説明の際には看護婦や助手が立ち会い、内容を克明に記録しておく。これこそアメリカ式インフォームド・コンセントです。

あなたがもし、こんな場面に遭遇したら、くれぐれもお医者さんのいったことを右から左へ聞き流すことのないように。わからないことがあったら必ず質問しましょう。

手術や治療を受けるのはあなたの体なのだから。あなたが自分の治療方法を知らなくてはいけません。それに、少なくとも告知されるということは、日本の場合、あなたのガンは治る可能性があるということなのだから、希望を失ってはいけません。