かなり危ない...はどこで判断する

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入院治療している患者さんがいよいよ危なそうだ、というときというのはわかるものだといいます。

たとえば尿の出が悪くなる、血圧が徐々に下がってくる、など命の灯火が少しずつ光を失っていくわけです。

何が決定的なものかは、一概にはいえないそうですが、そうした諸々の動きから、ある瞬間、「ああ、これはもう引き返せない一線を越えてしまったなと悟ってしまうのだと言います。

こうした場合、当直の交代の際の医者同士の申し送りでは単純に「ダメそう」「キそう」ぁるいは「リーチです」と報告し、患者の家族には「会わせたい人がいたらご連絡を」といいます。

ところが、この先がとても長い人がいる。意識も薄れ、心拍も遅くなってはいるが、確実に鼓動を打っているのです。

また、すわ心臓が停止、となっても電気ショックや薬剤などで、再び動き出す。心臓停止の前には心室細動といって、必ず心臓がけいれんを起こす瞬間があります。

心電図が目まぐるしく動くときだ。そそせいのときに蘇生術を施せば、生命を取り止める場合がある。ただし「もうダメそう」と見えた患者なら、たいていそれも一時的なもので、命の果てるときは遠からず訪れるという。そうして亡くなったときなどは、「人と命」というものや、長い時間を死と闘ったその患者さんへの、なんともいいようのない思いが「生命力の強い人だった」という言葉になるのだといいます。

心房細動とは

脈拍が速くなったり遅くなつたり、でたらめになるのは、心房細動です。心房での電気興奮が洞結節ではなく心房筋のあちこちで起こるため、心房が細かく震えるような状態になります。
その結果、心房は補助ポンプとしての働きがうまくいかないため、心臓全体のポンプ力も低下します。からだを動かすと心拍数が増加しやすく、動悸や息切れが起こりやすくなります。安静にしていても心拍数が速くなることがあり、高齢者では、長時間続くと心不全になることもあります。

心拍出量が低下し、心房壁が規則正しく収縮しないため、血液がうっ滞して血栓を作りやすくします。この血栓が全身に流れて脳そくの血管に詰まると、心原性脳塞栓を起こし、命に関わるにとなることもめずらしくありません。