救急外来は アルバイト医師でいっぱい

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いつも通っている病院にたまたま救急車で担ぎ込まれてホッとしたら、知ってる顔がただの1人もいなかった?・なんてことはどこの病院でもあります。

それも救急外来の当直は、大学病院から派遣されてきた若い研修医、いうなれば下積みのアルバイトというケースがほとんどです。というのも、夜間の救急のために当直医の体制を整え、ベッドを空けておくのは経営的に見れば不経済です。

大学病院以外の大病院の救急は少なくなっているのです。また、あったとしても常勤の医師に当直のための時間外手当を支払うよりは、若い医師を使った方が安上がりです。

勉強のためとはいえ、経験不足のお医者さんに診てもらうのはちょっと怖いものです。こんなときはすぐに自分のかかっている科と担当医の名前をいうことです。

アルバイト医師もそのほうがずっと安心するのです。そして自分の手に負えないとなれば、必ずその担当医に連絡をとるはずです。

この場合、いざというときあわてないためには、日ごろからかかりつけのお医者さんをもつことが重要なポイントです。

大病院でも気の合うお医者さんがいれば、ちゃんと名前をうかがって顔見知りになっておくことも。

まずは症状から病名を検索してから病院に

診察終了時間間際は避ける

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患者にとってあまりタメにならない、できれば避けたい診察時間帯というのがあります。それは診察終了時間の間際です。

この「魔の時間帯」の診察は、他の時間帯に比べ、誤診が非常に発生しやすい時間帯です。誤診だと気づいたときにはもう手遅れ、なんてことにもなりかねないのです。

お医者さんの場合、一般の会社員と違って、ひっきりなしにやって来る患者の相手をするために、診療時間中めったに席を立つことができません。そのため、診察以外の用事は昼の休み時間や診察終了後に集中させることになります。

たしかに、だれでも、出かける間際の来客や、締め切りギリギリの仕事中の電話はイライラします。お医者さんだって人の子です。同じく、診察時間終了間際に来る患者に対しては、どうしても「なんで、こんな時間に」と思ったことがないといえばウソになります。

全部のお医者さんがそうではありませんが、どこか上の空で身が入らず、ささっと病名をつけて流しがちになることだってあります。この時間帯には誤診も発生しやすいのです。

実際、貧血や疲労感を伴う風邪の症状を、血液検査もせずにただの「感冒」と診断し、後に白血病だったなんてこともあるのです。

「血液とリンパのガン」白血病は治る時代になった | 健康メモ

こんな事態を招かないために、患者の方も工夫しましょう。ギリギリ組の患者の中には、症状に気づいて何時間も経過してから、病状が悪化し、あわててやって来るパターンが少なくないのです。

熱だってほんの数分で平熱から一気に39度まで上がるなんてことはないはずだから、「なんかおかしい」と思いはじめたら、よく注意してゆとりある行動をとれるよう心がけたいものです。お医者さんの方も、冷静に診察できる時間の余裕がほしいと願っているのである。