ブロッコリーを使い切る

茎の部分は一番甘い部分、おすすめはブロッコリーの茎ナムル

温野菜料理の代表的素材といえば、栄養満点のブロッコリー。ビタミンCを多く含んでいることでも有名で、なんとレモンの2 倍、ジャガイモの7倍! 数ある野菜の中でもパセリに次いで多く含まれています。

最近では、強力な抗ガン作用を持つスルフォラファンを含んでいることも広く知られてきました。ブロッコリーの旬は1 ?3 の寒い時期。中でもいちばんおいしいのは2月のブロッコリーだといわれています。この時期はいちばんビタミンC が多く含まれており、実際、とてもジューシーでせ味たっぷり。

ブロッコリーの真のおいしさを満喫するなら、絶対2月がおすすめです。さて、そんなブロッコリー。買ってくるとまずゆでるという人が多いのではないかと思います。ところが、あまり知られていませんが、ブロッコリーはゆでると旨味成分のグルタミン酸とビタミンC の多くがお湯に流れ出てしまいます。

せっかくの旨味成分や栄養分を水に流すのは非常にもったいないですよね。そこでオススメしたいのがブロッコリーを蒸して食べる方法です。鍋に100ml程度の水を入れ、塩ひとつまみを加えてブロッコリーを入れ、蓋をします。それから中火でたった3分。これだけで出来上がりです。ちゃんと熟も通っているし、見た目もあざやか。さらに味や食感も段違いに向上。もちろん旨味成分や栄養素もほとんど流れ出ることもありません。

ゆでるより素早く調理できるのもポイントです。ブロッコリーが数倍おいしく食べられます。

茎の部分がいちばん甘味がある!

ブロッコリーの選び方は、中央部分が丸みを持って盛り上がっていて、ぎゅっとかたく密集しているもの。色は濃い緑色で色むらがないものがベストです。また、茎の部分が割れていたり傷がついているものは、かたくて筋っぽいため、避けたほうがいいでしょう。

ブロッコリーは鮮度が落ちやすく、生のままで置くとどうしても開いてしまい、味も香りも落ちてしまいます。そのため買ってきたらすぐに蒸してからタツパーに入れて冷蔵、冷凍するのがベスト。冷蔵保存なら2〜3日、冷凍保存なら1ヶ月保存可能です。

もし買ってきてすぐに調理できない場合は、花と茎の部分を濡れたキッチンペーパーで包み、その上からラップでくるみ、密閉して冷蔵庫に入れておくと長持ちします。冷凍する場合はブロッコリー同士が重ならないように平らに並べ急冷します。ただ、冷凍すると食感はやわらかくなってしまうので、火を通したシチューなどに使うのがいいでしょう。

ブロッコリーの茎でナムルを作る

ブロッコリーの茎の部分はゆでてもかたいからといって捨ててしまう人がいます。でも、茎はいちばん甘い部分。加熱すればやわらかくなりますし、皮を厚めにむけば食べやすくなります。私がよく作るのは、ブロッコリーの茎のナムル。細く切った茎をレンジで1? 2 分温めて、塩、こま、こま油、ほんの少しのニンニクのすり下ろしを加えて完成。おつまみとしてもいけます。

ブロッコリー、カリフラワーの選び方、調理法 |農薬の害をより少なく - 健康はまず口に入るモノから見直す。

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