たまねぎを使い切る

タマネギは和食に洋食にと大活躍する代表的な野菜ですが、栄養的にもとても魅力的な野菜です。タマネギを切ったときに涙が出るのは硫黄化合物のアリシン(硫化アリル) という催涙成分のせいですが、このアリシンはすぐれた血栓防止作用や善玉コレステロール値を増やして悪玉コレステロール値を減らす働きがあるうえ、血液をサラサラにして、動脈硬化、高血圧、糖尿病、脳血栓、ガン予防に効果が高いものとして知られています。

そして、タマネギの薬効をさらに増す方法があります。それは、切ってから持分置くこと。タマネギは切ると細胞が壊れて酵素反応から辛味物質が出ますが、すぐに料理すると酵素の反応が間に合いません。そこで15分待つことにより、酵素反応が進み、辛味物質や血液サラサラ成分がたくさんできるのです。また、なるべく細かく刻むほうが効果が高くなります。

逆に、水にさらすと有効成分が水に流れ出て0しまうので注意してください。タマネギには、ケルセチンという物質が含まれていますが、こちらも動脈硬化予防、毛細血管の増強効果を持っています。近年では花粉症抑制効果があるともいわれています。さらにタマネギに含まれるケルセチンは、体内で脂肪とくっついて脂肪の吸収を抑制し、脂肪を排出するのを助ける働きがあります。つまり、脂肪の代謝を促し、ダイエット効果が期待できるというわけです。

このケルセチンの最も多く含まれているところが、いつも捨ててしまう茶色い外皮です。タマネギの中身より、なんと20倍以上も含まれているというからオドロキです。

ケルセチンのほかにも、アリシン(硫化アリル)、ビタミンA 、B1、B2、C 、鉄、カリウム、カルシウム、リンなどのミネラルが豊富に含まれており、健康のことを考えれば、外皮もどんどん摂ったほうがいいというわけです。特に花粉症の時期にはオススメです。とはいっても、外皮の部分なんてどう食べればいいのかわからない... ... という人がほとんどでしょう。

タマネギの皮2 ?3個分を洗って乾燥させ、皮と水500mlを火にかけ沸騰、漉したものを、飲んだり、料理に加えています。また、乾燥させた皮をミキサーやミルで粉状にしておき、お茶やお味喝汁などに加えたり、ご庶やおひたし、煮物などに振りかけてもいいと思います。

昧に関しては正直おいしいとはいえませんが、タマネギの風味を存分に楽しめますよ。余談ではありますが、使い古して黒ずんだお特に、水とタマネギの皮を入れて火にかけると、しつこい黒ずみや汚れがきれいに落ちます。

板チョコ状にして冷凍

タマネギは、皮が乾燥していて艶があり、傷がなく芽が出ていないものを選びましょう。また、持ってみてしっかりかたく、重みがあるものがベストです。

ポイントは頭部がかたくしつかりしたもの。なぜならタマネギは頭部から傷んできます。また、芽の部分を指で押してみたとき、やわらかければ芯が腐っていることがあるので注意しましょう。買ってきたら、ネットなど運気性のいいものに入れ、風通ししのいい場所に吊しておきます。

湿気があると根や芽が出て養分を吸収してしまうので、タマネギの味が落ちてしまいます。ことに、新タマネギの出回る4?5月は特に発芽しやすいので保存には気をつけましょう。

新タマネギは冷蔵庫の野菜室で保存し、切ったタマネギはラップをして冷蔵庫で保存します。皮付きのままのはうが日持ちします。タマネギは丸ごと冷凍することはできませんが、薄くスライスしたり、みじん切りにして保存袋に入れれば冷凍可能です。私のオススメは、板チョコ状にしての冷凍保存。タマネギを多めに買ったときは、アメ色に炒めて冷凍。これを保存袋に入れて冷凍庫に入れ、30分くらいして少し固まったころに一度取り出し、板チョコのように袋の上からあとをつけて、また冷凍庫に入れて保存します。板チョコ状にしてストックしておけば、必要なときに1 かけずつ取って使用できるため、とても便利。

食事の最初に食べる「酢たまねぎ」のたっぷり有効成分がしっかり効く、高血圧、糖尿病、高脂血症、便秘、動脈硬化などなど